会社情報

経営者からのメッセージ

馬本 英一

お客さまに全力で向き合ってきたからこそ得られた
経験、知識、情報のすべてを次代へつなぐ。
トータルエネルギーソリューションカンパニーとして、
電力需給の安定と持続可能な社会の実現に貢献します。

日本テクノグループは「電気をつくる」「電気をまもる」「電気を賢くつかう」を柱に、電気に関するトータルソリューションサービスを提供しています。高圧電気設備の24時間監視を行う主装置ES SYSTEMを販売開始した1996年以来、一貫して大切にしてきたのは「目の前のお客さまから逃げないこと」。何があっても真剣に向き合い対応してきたことが、全国約71,800件*のお客さまからの「信頼」につながっています。この信頼を裏切ることなく、常にお客さまとともに考え走り抜きます。
*2024年1月1日現在の総契約件数

電力業界をとりまく環境は目まぐるしく変化しています。2000年から電力小売が段階的に自由化され、2016年に一般家庭部門の新規参入が開放されました。新電力(当時はPPS、特定規模電気事業者)として2009年から本格参入。独自の需要予測システムを活用し供給力確保義務を守るとともに、自社電源の保有により小売電気事業者としての責務を全うしてまいりました。どんな困難の渦中にあっても、決して疎かにしてはならないのは電力の安定供給であり、お客さまへのサービスを止めないことです。創業当初からの信念をぶれずに貫いてきたことにより、新電力の相次ぐ撤退や高騰する燃料費といった嵐が業界に吹き荒れようとも淘汰されることなく、たゆまぬ成長を続けてきました。

次の5年、10年においても歩みを止めることなくさらなる成長を目指します。事業基盤である電力小売、高圧受変電設備の保安点検・管理、電気の「見える化」「理解(わか)る化」を通じた電力コンサルティングを柱に、かねてから提唱してきた「上げ下げデマンドレスポンス」をお客さまに最大活用いただくための情報発信および関係構築に尽力します。私たちは「上げ下げデマンドレスポンス」がお客さまにとっても、そして社会にとってもプラスになると信じ、これをさらに推進することで、再生可能エネルギーの有効活用と電力需給ひっ迫の解消に資する企業として社会に貢献していきます。

また、事業を通じた社会課題解決に対しても精励しつづけます。電気保安人材の減少については、大切なパートナーである電気管理技術者の皆さんの働きやすさの促進、次世代を担う人材の育成、保安業務のスマート化に努め、お客さまへのサービス向上を実現します。後継者不足による事業承継問題については、お客さまがもつ技術や歴史を次代につなげいていくためのビジネスマッチングサービスを拡大し、1件でも多くのお客さまの閉廃業を阻止するべく邁進いたします。

今後も、企業活動において重要な原動力である「電気」の安全を守ることを大前提に環境問題の解決に真摯に取り組み、働き方改革を推進し、CSR方針を順守することで、SDGsの達成を視野に入れながら事業を続けてまいります。

代表取締役社長 馬本 英一