特別高圧外部選任サービス
電気主任技術者の外部選任サービス
大規模工場やビル、風力発電所、太陽電池発電設備(メガソーラー)など、特別高圧ならびに高圧の電気設備を設置している事業場へ、電気主任技術者を外部選任いたします。
- 電気主任技術者の「選任」と「外部選任」
- 高圧受変電設備の保安点検は外部委託が可能ですが、外部委託の要件から外れている場合は、電気主任技術者を選任(常駐)し、保安管理にあたる必要があります。また、外部委託が可能でも電気面の安全を考え、あえて常駐による選任にしている事業者も多くいらっしゃいます。
常駐による選任の場合、電験資格を保有する自社の社員に任せることが一般的ですが、電験資格保有者の絶対数が少ないのが実情です。自社で選任できない場合、日本テクノなど外部の資格保有社員に選任業務を任せることもできます。これを「外部選任」と言います。
日本テクノによる「外部選任」のメリット
絶対数が少ない電験資格保有者。現任者の後任の心配などはありませんか?
外部選任制度を活用いただくことで、さまざまなメリットが生まれます。
主任技術者の急な離職などに際して資格保有者の採用に悩む必要がありません。
日本テクノ社員としてご契約事業場に常駐するため、電力会社や産業保安監督部との
交渉のお手伝いももちろん行います。
また、担当の技術者が苦手な分野の課題が出てきたとしても、日本テクノグループが
抱える約1,400人の電気主任技術者のさまざまな業種での経験やノウハウで、その課題を克服す
るために全力で取り組みます。
なお、保安員として電気設備の日常点検の業務を行う保安員(電験三種以上保有者)
のご用意も可能です。

【導入実績】全国でご利用いただいています
当社の特別高圧外部選任サービスは、大規模工場やメガソーラー、風力発電所など、全国各地でご利用いただいています。
・工場:7都道府県8ヵ所(合計受電規模:約344,000kW 発電機:約13,000kW)
・太陽光発電所:12都道府県14ヵ所(合計発電規模:約300MW)
・風力発電所:2都道府県2ヵ所(合計発電規模:約15MW)
・ごみ焼却場:1ヵ所21,025kVA
(2020年7月現在)

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特別高圧電力と送電電圧の規格
電力は発電所でつくられ、変電所を経由し、送電線を通って各地に届きます。発電所でつくられた電力は数千〜2万Vの電圧ですが、効率よく送電するために変電所で変電(昇圧)され、送電されています。送電線内の電力は、各地にある変電所で電圧を下げられ、まず大規模工場や鉄道会社に届き、次に企業や中小工場に届きます。そして最後に電柱の上の変圧器(トランス)によって100Vまたは200Vに電圧を下げられた電力が各家庭に届きます。
特別高圧
特別高圧とは、直流・交流ともに7,000Vを超える電圧のことで、大規模工場など、大量の電力を使用する施設で用いられます。特高とは、特別高圧を略した呼び方です。大量の電力が必要な工場などでは、大きな電流を流すために高い電圧が必要となります。そのため、施設内に特別高圧用の送電線を引き込み、電流を流しています。送電線を引き込むには鉄塔などの支えも必要なうえ、施設内の受変電設備などの維持のために、電気主任技術者を配置しなければなりません。特別高圧電力を利用するためには大規模な設備や人材が必須です。
特別高圧は受電電圧20,000V以上、かつ契約電力2,000kW以上が一般的です。
高圧 | 特別高圧 | ||||
小口 | 大口 | ||||
契約電力 | 50~ 500kW |
500~ 2,000kW |
2,000~ 1万kW |
1万~ 5万kW |
5万 kW~ |
---|---|---|---|---|---|
共有電圧 | 6,000V | 2万V | 6万V | 14万V | |
主な対象 | 中小規模の ビルや工場等 |
大規模の工場や、 発電所等 |
|||
契約電力の決まり方 | 実量制 | 協議制 |
高圧
高圧とは、直流で750V超~7,000V以下、交流で600V超~7,000V以下の電圧です。町中の電線(柱上変圧器・トランスの手前)の電力は6,600Vまで電圧を下げています。この高圧電力を、キュービクル式高圧受電設備(キュービクル)という自家用の変圧設備を利用し、電圧を100Vまたは200Vに下げて使います。
契約電力は50kW以上2,000kW未満が一般的です。
低圧
低圧とは、直流で750V以下、交流で600V以下の電圧で、用途が一般家庭や商店向けのものです。契約電力50kW未満が一般的です。
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