使用電力量の分析で電力ピークの要因を割り出し[case565]

永井機械鋳造株式会社

埼玉県川口市

製造業

関東

従業員21~50名

電力コンサルティング

スタッフの連携

スマートクロック

スマートメーターエリア

四季共通の取り組み

機器稼働の見直し

生産性向上

空調管理

設備改善

見える化がもたらした省エネの成功ポイント

「見える化」でデマンド上昇の原因を分析

同社では、電気の「見える化」で使用電力量を分析し、溶解炉と自硬性砂再生装置を同時に稼働すると設定値をオーバーすることが判明。そのため、この2つの装置の稼働タイミングをずらすことを従業員に周知、実施することでデマンドの改善に成功した。

  • 使用電力量を分析しピークのタイミングを把握
  • 消費電力の多い設備の稼働をずらす

導入効果

導入時期 2015年1月(取材時期 2026年3月)
契約電力 780kW(2016年)⇒737kW(2026年)
5.5%DOWN!
使用電力量 1,336,290kWh(2015年4月~2016年3月)
⇒1,196,519kWh(2025年4月~2026年3月)
10.4%DOWN!

今や「あって当然」の設備

鋳物の街・埼玉県川口市の永井機械鋳造は1953年の創業以来、70年にわたり鋳物製品の製造を行ってきた。かつてはコークスを燃料とするキューポラで製造していたが、現在は溶解炉などの製造設備をすべて電化するなど、製造コストを抑え利益を生むため、あらゆる支出をこまめに見直している。その一環として電気料金については以前から気を遣っていた。電気の「見える化」を導入したのは2015 年。保安点検と同時に契約した。「SMARTMETER ERIAは今や当社にとって"あって当然"の設備です」と工場長の助名和浩氏は話す。

溶解炉では約1500℃の熱で銑鉄や鋼屑を溶かす

ピークを招く電気の使い方を見直した

当初から力を入れてきたのはデマンド管理。「デマンド閲覧サービス」を活用し導入時の契約電力より5%低い値を設定した。また、使用電力量をこまめに確認し、分析すると、金属を溶かす溶解炉と、型に使う砂を再生する装置(自硬性砂再生装置)を同時に稼働すると設定値をオーバーすることがわかった。そのため、この2つの装置は稼働タイミングをずらすことを従業員に周知。サービス導入から10年が経過し、この運用はすでに定石となっている。「たまに設定値をオーバーしてしまうことがありますが、新人が誤って同時稼働してしまった時くらいのもの。おおむね良好に運用できています」(営業統括本部長 吉野敦郎氏)。

自硬性砂再生装置。薬剤との化学反応で硬化させた砂を元に戻し、繰り返し造型に使用する

一目で判断できるから、作業の手を止めずに済む

SMARTMETER ERIAは溶解炉の操作盤付近に設置している。ここに設置することで、作業を行う従業員が目にすることができる。「見える化」の取り組みについては従業員全員が把握している。一目でわかるので、作業の手を止めずに理解ができる。また画面の色も明瞭で遠くから見ても判別がつきやすいため、操業の音が響く工場内でも情報共有が容易だ。数値ではなく色で判断できる点が何より気に入っているのだと助名氏は話す。鋳造業界は人手不足が叫ばれて久しい。作業効率を下げないことが生産性向上の鍵となっている。

SMARTMETER ERIAのそばに警報時の対応を記して掲示

Comment

以前は他社のデマンド管理を導入していましたが、保安点検もセットで任せられる点が気に入り契約しました。また、営業担当の方はこまめに顔を出して、電力業界の動向や、周辺地域の情報を提供してくれます。引き続きお付き合いしていきたいと考えています。

工場長 助名 和浩氏

企業概要

事業内容 鋳物製品製造
従業員数 約40名(2026年3月現在)
所在地 埼玉県川口市
URL http://www.ngi-c.co.jp/

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