見える化がもたらした省エネの成功ポイント
不要なモーター稼働を減らして省エネ
同社では、使用電力量を最適化するため、モーターの稼働を見直した。試行錯誤の結果、6 基すべてを稼働しなくても安定的した製造ができると判明。徐々に稼働数を減らし、現在では基本的に3~4基の稼働で対応している。これにより使用電力量25%の大幅減に成功した。
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実態に合わせてモーターの稼働数を調整
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警報時は固形燃料成型の負荷を抑える
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水銀灯をLEDに変更
導入効果
| 導入時期 | 2012年1月(取材時期 2025年6月) |
|---|---|
| 契約電力 | 1,969kW(2013年)⇒1,817kW(2024年) 7.7%DOWN! |
| 使用電力量 | 3,692,475kWh(2013年1月~2013年12月) ⇒2,758,263kWh(2024年1月~2024年12月) 25.3%DOWN! |
使用電力量を改善するために「見える化」を導入
資源循環事業などを行う株式会社市川環境エンジニアリング。行徳工場では一般廃棄物や産業廃棄物に含まれるプラスチックなどを原料として選別し、破砕した後に塩素などの成分が含まれていないかを確認する光学選別を行い、さらに細かく破砕。その後造粒して固形化し、石炭の代替となる固形燃料を製造する。工場には1基の出力が380kWあるモーターが6基設置され、選別機やコンベア、造粒設備などの動力として使われる。「以前は6 基のモーターをフル稼働していましたが、東日本大震災以降に電気料金が上がり、その改善が急務でした。そのため電気を"見える化"することで使用電力量を最適化する方法を確立しようと考えたのです」(資源リサイクル部副工場長 増田和宏氏)。まずはモーターの稼働を見直すことから始めた。
不要なモーター稼働を減らす
「試行錯誤の結果、6 基すべてを稼働しなくても安定的に固形燃料が製造できることがわかってきました。6 基から5基、と様子を見ながら稼働数を減らし、最終的には3基または4基の稼働で問題なく対応できることがわかりました」(資源リサイクル部係長 小高慎哉氏)。これにより使用電力量約25%の大幅改善を実現。さらに電力ピーク抑制のため、SMART CLOCKが赤く光った際は、固形燃料製造工程で、品質に影響のない範囲で加熱温度や加水量の調整を行い、契約電力の上昇を防いでいる。
設備改善が今後のカギ
また、工場の水銀灯をLEDに変更するなど、随時設備改善を行っており、使用電力量は漸減傾向にある。今後の課題は古くなってきた機械類の更新だ。老朽度や工程に及ぼす影響などを勘案し、優先順位をつけながら順次取り組みたい考えだ。「どの程度まで設備を更新するのかを現在検討中ですが、新しい機械は利用効率も高まると考えられるため、今後はもう少し使用電力量を下げられそうです」(増田氏)。
Comment
「見える化」導入以前は経験をもとに使用電力量の改善を試みていましたが、導入後は状況を逐次確認しながら徐々にモーターの稼働数を削減できました。年末や年度末は廃棄物の搬入量が増えるのですが、繁忙時の運用手順も確立できおり、「見える化」導入の効果は大きかったです。
企業概要
| 事業内容 | 資源リサイクル業 ほか |
|---|---|
| 従業員数 | 561名(2025年4月現在) |
| 所在地 | 千葉県市川市 |
| URL | https://ike.co.jp/ |
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