力を合わせてデマンド値を毎年1kWずつ落とす[Case526]

有限会社ボディショップ友和

北海道函館市

運輸・物流・その他事業

北海道

従業員1~20名

電力コンサルティング

スタッフの連携

スマートクロック

冬の取り組み

機器稼働の見直し

照明関連

空調管理

設備改善

見える化がもたらした省エネの成功ポイント

効率はそのままに、省エネ活動に注力

同社ではチャットアプリで全社員と状況を共有することで各現場の止めても支障のない設備機器を探したり、照明の一部を消灯したりしてピーク対策を行っている。また、冬場の使用電力量を抑えるために、事務スペースには薪ストーブを、工場にはジェットヒーターを導入。暖房の使い方を工夫することでピークカットに成功した。今後はさらなる契約電力の引き下げをめざし、水銀灯をLEDにするなどの設備改善も積極的に検討中だ。

  • デマンドの状況をチャットアプリで共有
  • 工場の照明の一部を消灯

導入効果

導入時期 2019年7月(取材時期 2024年9月)
契約電力 36kW(2020年)⇒32kW(2024年)
11.1%DOWN!
使用電力量 59,461kWh(2019年8月~2020年7月)
⇒52,728kWh(2023年8月~2024年7月)
11.3%DOWN!

チャットアプリで従業員の注意喚起

車両整備をはじめ、レンタカーやロードサービスなど車に関係するサービスを網羅し、ワンストップで提供する有限会社ボディショップ友和は1980年の創業。事業拡大の結果、以前の工場が手狭になったため、2019年に現在の工場を居抜きで購入した。その際に高圧受電することにし、日本テクノのサービスを導入。代表取締役の山口甚晃氏は「移転当初のデマンド値は36kW。そこから32kWまで下げられました」と話す。2棟ある工場のうち1棟にはSMART CLOCKを設置している。デマンド値がオーバーしそうなとき、山口氏は念のためチャットアプリで状況を全社員と共有。各現場では水銀灯や塗装ブースの乾燥機など、止めても支障のない設備機器を探す。

チャットアプリでのやりとりの様子

薪ストーブを暖房に活用

同社では事務スペースに薪ストーブを、工場はジェットヒーターを導入しており、冬場の使用電力量の低減に努めている。「電気を"見える化"する前は暖房の使い方などに無頓着だったので、デマンド値も使用電力量も年々上がっていた可能性がありますね。作業の手を止めるような効率の落ちる省エネ活動は行いませんが、毎年1kWずつデマンド値を下げるくらいなら皆の努力でできるはずだと思って継続して取り組んでいます。各現場でできることを積み重ねてきた結果が現在につながっています」。2024年9月現在の目標は31kWへの引き下げだ。

事務スペースの薪ストーブ

今後の課題は設備改善

ただ、年々顧客数が増える同社にあって、人の工夫による省エネは限界を迎えつつある。山口氏が次に視野に入れるのは水銀灯をLEDに変更し、使用電力量の低減を図ること。一度に変えると費用が掛かるため、徐々に入れ換えていく考えだ。その結果として、今後も毎年少しずつデマンド値と使用電力量が下がっていくことを山口氏は期待している。

今後入れ換えを検討している水銀灯

Comment

自動車の整備や修理は原材料や塗料などが値上がりしているにもかかわらず、競合他社との関係でなかなか価格に反映しづらい部分があります。私が電気の使い方を意識するよう社員に伝えるのもそうした背景があるから。電気料金は生産コストに大きく影響します。これからも少しずつでよいので電気に関するコストを下げていきたいですね。

代表取締役 山口 甚晃氏

企業概要

事業内容 車両整備業
従業員数 15名(2024年9月現在)
所在地 北海道函館市

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導入商品・サービス

  • LEDベゼルと音声で省エネ行動のタイミングをお知らせします。オフィスや学校、工場、店舗などさまざまな場面で活用されています。

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